ウェザーニューズ 「雪虫大作戦」結果発表。大量発生から初雪まで22日、俗説より1週間以上遅め

今年は、雪虫の大量発生から初雪までの日数の平均が22日となり、「雪虫が大量発生してから約1週間~10日で初雪が降る」との俗説より一週間以上も遅い結果になりました。雪虫の大量発生の報告は例年通り10月中旬から届き始めたものの、初雪の観測は旭川を除いた各地で例年より遅くなり、雪虫の大量発生から初雪までの期間が長くなりました。5年間の結果は、8都市の平均は21日で、俗説の日数に当てはまる都市もありませんでした。ここ数年の結果は、昔に比べて平均気温の上昇などの環境の変化が雪虫の生態に影響し、俗説が通じなくなっているのかもしれません。雪虫の大量発生から初雪までの日数、道東では年によってバラバラ!?8都市における5年間の結果では、道東(網走、帯広、根室、釧路)は雪虫の大量発生から初雪までの日数が平均26日で、その他のエリアの平均17日よりも長いことがわかりました。年ごとに道東の都市の詳細を見ると、釧路では5~48日、根室では15~40日と、他のエリアの都市に比べて年ごとに日数のバラツキが見られる結果になっています。今年の雪虫の大量発生日は、道東は10月14~29日、その他エリアでは10月14~11月1日と大きく変わりませんでした。そこで、初雪日の状況を調べるため、北海道の雪の降り方に注目してみました。北海道は、中央に横たわる北見、石狩山地、日高山脈の西側と東側で雪の降り方に違いが見られ、西側では定期的にやってくる寒気によって雪が降り、東側は不定期に到来する低気圧や前線の通過によって雪が降ることが多くなります。周期的に訪れる寒気に対し、道東で雪が降るのは低気圧や前線の通過コースに左右されるため、道東は年によって雪が降るタイミングに違いが見られると考えられます。この結果から、道東は年によって雪虫の発生から初雪までの日数にバラツキがあり、雪虫の俗説はエリアによって、また年によって変化が見られる傾向にあることがわかりました。北海道民と“雪虫”の謎を追う「雪虫大作戦」とは「雪虫大作戦」は、スマートフォンおよび携帯サイト「ウェザーニュース」内の北海道エリアの利用者と共に「雪虫が目撃されてから約1週間~10日で初雪が降る」との俗説について調査する試みです。調査は、利用者が雪虫を発見した際、携帯電話のカメラ機能でその姿を撮影し、見つけた場所と数をリポートした報告を参考にします。北海道の各地から寄せられた雪虫や初雪の感測情報をもとに、雪虫が目撃された日から、どれくらいの日数で初雪に至るのかを調べ、その結果を過去の調査結果と比較をし、雪虫と気象の関係について検証を行います。“雪虫”とは雪虫は、正式名称をトドノオオワタムシと言い、大きさ3~4ミリ位のアブラムシの一種で、体全体が白い綿のような毛に包まれている、北海道民なら誰もが知っている冬の風物詩です。晩秋になると、一斉に飛来する姿が北海道各地でよく見かけられ、「雪虫が大量発生してから約1週間~10日で初雪が降る」と言われています。これは、雪が降る冬に備え、生息地を移動するために起こる現象と言われ、初雪を感知しての行動とも言われています。

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