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和菓子の四季
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京都のお菓子には季節感があります。もともと日本は四季のある国、そして京都は四季の美しい都。その京都で作られるお菓子は、美しい四季を余すことなく表現しています。桜餅に柏餅、ちまきは全国的にも春の和菓子としても有名ですが、京都ではこれらの和菓子もひと味違います。上品な甘さは口当たりも良く、餅は柔らかく歯ざわりも最高です。春の京菓子には他にも、わらび餅やよもぎ餅があり、草色が春らしさを感じさせてくれます。しかし春といえばやはり桜でしょう。桜をモチーフにした和菓子が京都にはたくさんあります。ほんのりと桜色の饅頭や、塩漬けされた桜が搗きこまれた餅など、春らしい和菓子が店頭に並びます。京菓子は桜を取り入れ、春を存分に演出しています。
和菓子で夏らしさを表現するのは、思っているより容易かもしれません。見た目に涼しさを追求すると、逆に夏らしさが表現できます。そして清涼感を出すためによく使用されるのが葛です。葛の透明感が水を連想させ、中が透けて見えることで涼しさを演出することができます。寒天も涼しげな感じが出る、夏にピッタリの材料と言えるでしょう。水ようかんも夏には外せない和菓子です。喉ごしが滑らかな水ようかんは、温かいお茶にも冷たいお茶にもよく合います。
秋といえば柿と栗を連想しませんか。柿は干し柿に近いものから、柿をかたどった和菓子までバリエーションに富んでいます。柿の色はオレンジと言うより、橙という表現がピッタリの秋らしい色です。京の和菓子職人がこの色をほっとく筈がありません。柿をモチーフにした和菓子には、秋がいっぱい詰まっています。栗は素材として、和菓子に使用されることが多い木の実です。餡とも相性が良いので、饅頭や餅の中に入れられ、羊羹にも使用されています。そして秋の大切な行事がお月見です。お月見をモチーフにした月見まんじゅうや、うさぎをかたどった饅頭が、十五夜の夜を演出します。
京菓子は冬の京都も表現しています。雪を思わせる白い饅頭に、椿や松葉などを書き入れることで季節を表現します。最近の京菓子では、正月のような日本の行時以外にも、クリスマスをイメージした和菓子が作られています。日本の伝統を守りながらも新しいものを取り入れ、和菓子に幅を持たせています。秋から冬、冬から春へと移り変わる京都の冬を、順を追って和菓子が表現していきます。シンプルな中にも奥行きのある冬の京菓子は、ぜひ宇治抹茶と一緒にいただいてみてください。
京都のお菓子
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